新人ナースが知りたいナースグッズのあれこれ
夜勤などでは仮眠の時間があります。看護師にとって仮眠を上手にとることはとても大切です。仮眠をとることで疲労回復になり医療ミスの予防になるからです。看護師にとって重要な仮眠時に活躍するグッズを紹介します。
仮眠は主に空いている病室や休憩室でとります。そこには患者さんが使用しているものと同じ寝具が用意されていることがほとんどです。慣れないうちは病院の寝具では寝付けない人が少なくありません。とはいえ、寝具を持参するのは難しいですよね。そんなときは、バスタオルだけ自分のものを用意し、枕の代わりにしてもよいでしょう。枕は睡眠にとても重要なアイテムのひとつです。バスタオルなら好みの高さにすることも可能です。自分のバスタオルなら毎日使っている柔軟剤の香りがするなどして安心感がうまれ、よい息抜きになるでしょう。アロマオイルを付けて気分転換している看護師も多いようです。
まわりの音を遮断して、寝付きをよくするアイテムがイヤホンです。個室で仮眠がとれたとしても廊下を歩く音やナースコールなどの音は聞こえてしまうものです。音が気になって寝れない人も少なくありません。よりリラックスできた方が入眠しやすくなります。イヤホンをして寝ると、外の音を遮断してくれますし、ゆっくりしたリズムの音楽を聞くことでリラックス効果があります。スマートフォンで音楽を再生していればアラームも同じイヤホンで聞こえるので寝坊も防ぐことができます。
ナースステーションなどで仮眠をするときはまわりが明るくて寝付けないことがあるかもしれません。そんなときは、アイマスクを使用すれば光による影響を最小限にしてくれます。立体型で柔らかく通気性のよいものを選びましょう。
スマートフォンは、音楽を聞いたり目覚ましをセットしたり、いろいろな用途に使えて重宝します。しかし、スマートフォンから出るブルーライトはガングリオンセルという視細胞が光を感じて、体内時計の中枢といわれる脳の視床下部にある視交叉上核に情報を伝えることによって、ブルーライトの光を昼間だと誤認してしまい、メラトニンの分泌が抑制されて寝付きが悪くなるといわれています。そのため、仮眠前にスマートフォンを見るのはおすすめできないのですが、少しの時間SNSを見たりして日常と同じ行動をとることによって医療現場の緊迫した環境でも精神的にリラックスできる可能性があります。もし、スマートフォンを見るのであれば充電器もセットで用意しましょう。